かりくさ文庫

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「文庫活動」の草分けとして

かりくさ文庫は、苅草学院の創立から13年目を迎える昭和47年(1972)に苅草学院本部校に隣接した場所に誕生しました。テレビを中心とした映像文化に毒された社会の風潮に危機感をもった理事長が、子どもたちに「本」を中心とする精神的な場所を与えたいと私財を投じて設立したものです。
創設当時の建物の外観は丸太小屋のようであり、これはあらゆる書物を読み、独立独歩、努力奮闘、自己の運命を開拓したアメリカ大統領エイブラハム=リンカーンにちなんだものでした。“本木の地から、第二、第三のリンカーンを”と願い、設立当初より、苅草学院に通う子どもに限らず、在籍していない幼児や小学校低学年の子どもたち、またその父母など地域の方々に無料で貸し出しを行ってまいりました。現在も、感性教育の新たな出発点として、授業内での読み聞かせや苅草学院の生徒への蔵書(8,000冊)の貸し出しが行われています。
勁草学舎ではこの理念を受け継ぎ、もっとも見晴らしの良い4階に子どもたちが手に取りやすいよう図書を設置し、「本と対話」する機会を設けています。

かりくさ文庫|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
かりくさ文庫|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
教科書ライブラリー
また、勁草学舎では言語力を高めることが、教科書学習の理解・定着には必要不可欠であると考えています。そのため「教科書ライブラリー」として台東区で採用されている国語の教科書に引用されている原本を取り揃えています。国語の学習を先取りできるとともに、全文を読むことにより、理解を深めることができます。
テレビを中心とする映像文化に毒されていく子どもたちを見るにつけ、「今活字文化に戻さなければ日本の将来はどうなってしまうのか」と、たまらずアクションを起こしたのだ。それは教育産業に携わる者として、あるいは学習塾の経営者として、今こそ自分の姿勢を世に、特に地域に示すべきではないかーー今振り返ってみてもそんな気持ちだった。
出典『夢に生きる』~学習塾を始めよう

かりくさ文庫の歴史

「かりくさ文庫」は、苅草学院の設立から10年後の1972年に学院の敷地内に誕生しました。テレビを中心とした映像文化に毒された社会の風潮に危機感をもった苅草國光理事長が、私財を投じて子どもたちに本を中心とする精神的な場を与えたいと考え設立したものです。「教育は実践である」という苅草学院の理念を具体化したものの一つです。
2003年に文庫は一時閉庫となりましたが、苅草学院に通う生徒を中心に復活を望む声が大きく、2005年11月末に学院本部のシリウス館に「かりくさ文庫」が併設され、3階の「読書室」では、生徒が直接本に親しむことができるようになっています。また、感性教育の新たな出発点として、授業内での読み聞かせ、学院生への蔵書の貸し出しなどが行われています。

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舎人校での実践

この文庫活動を新しい学び舎である舎人校でも行っていきたいと考えています。舎人校に「読書室」はありませんが、各階は廊下が広く、ベンチが備え付けてあり、また、本棚もあります。
その本棚には色々な種類の本が並んでいるので、子どもたちは読みたい本を手に取り、読書をすることができます。特に、3階の廊下はかなり広くスペースを取ってあり、子どもたちにとって居心地の良い読書空間になるのではないでしょうか。

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