創立者の想い

companyname

勁草学舎を陣頭指揮して23年目の春、理事長である苅草は惜しまれながら永眠いたしました。享年83歳でした。
苅草がよく発していた言葉に「感謝」があります。今生きている、生かされていることへの「感謝」です。
勁草学舎は地域に根差した塾を標榜しております。
地域の皆さまの信頼・期待に応えるべく、教師一同変わらぬ熱い指導を通して「感謝」の思いを伝えてまいります。

人は教育によってのみ人となる

勁草学舎は、苅草学院の姉妹校として1999年にその産声を上げ、2009年7月には上野の地に、勁草学舎の理念である「知育・徳育」を実践する校舎を建設いたしました。
「言語は精神的エネルギーの独特の蓄積装置である」と言われるように、人間の精神が健全に育ち、生き続けるためには言語学習が不可欠です。このような認識から、勁草学舎では教科学習に力を傾注してまいりました。同時に子どもたちの精神発達過程で生じるさまざまな混乱については、カウンセリングや箱庭などを通してメンタルケアを行ってまいりました。勁草学舎の究極の目標である「社会に通用する人間や社会に貢献し活躍する人材を育成する」ために、これからも子どもたちとともに歩んでいく決意です。

創立者 苅草 國光|創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
人生は「自分の人間的能力を出し続ける旅路」である。|創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
人生は「自分の人間的能力を出し続ける旅路」である。|創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎

勁草学舎・苅草学院(苅草國光)の
教育への想い

教育は具体的な実践である

勁草学舎の姉妹校である苅草学院は本年創立64周年を迎えます。日本全国を見渡してみても、地域密着を掲げた一私塾が半世紀以上もの長きにわたり、子どもたちとともに連綿と生き続けてきたという例はそう多くありません。そもそも「塾」とは何か、理事長(苅草國光)の私塾教育にかける想いと苅草学院の創生期における実践を描いた『夢に生きる』には簡単にこう述べられています。

「塾」とは、学ぶ者の姿勢(自主性)を大事にし、学力向上の手助けをし、
最大限に伸ばしてやる場所である。
出典『夢に生きる』~学習塾を始めよう

しかし、目まぐるしく変化する現代において、子どもたちへの教育の実践とそれを粛々と継続することは並大抵の努力ではありません。いわゆる塾ブームに乗って、教育の本質的なものを忘れ、規模を拡大し、形ばかりの教育で自ら崩壊していった学習塾は少なくあり ません。「教育が実践であること」は理事長の次のような言葉に集約されています。そしてそれが具現化されたものが「かりくさ文庫」であり、「苅草学院舎人校・西新井校」、「野外学習センター」であり、「勁草学舎」であるのです。

今の教育は、真の教育とはかけ離れたはるか遠い雲の上からしか語られていない。現実を直視しないそのような教育論は、嘘であるとさえ思う。だから私は私なりにこれからも“教育者”ではなく“教育実践家”になりきって、21世紀を担っていく子どもたちが何を求め、何を望んでいるか、また何を与えたらよいか、彼らと一緒に考え、悩み、行動していくつもりである。
出典『夢に生きる』~学習塾を始めよう
  • 創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
  • 創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
  • 創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
  • 創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎

勁草学舎の沿革

1999年 東京都千代田区外神田にて株式会社勁草学舎を開設。
問題行動を呈する子どもたちに、カウンセリングと学習を柱に支援を開始。
2003年 台東区東上野3-9-5に移転。規模拡大とともに、新たに、リラクセーションや箱庭など、
メンタル面での取り組みがスタート。
2006年 メンタル面での強化を狙い、課外ワークショップ合宿をスタート。
以降、年1~2回のペースで開催。
2007年 学び浸る体験合宿をスタート。以降、年1~2回のペースで開催。
台東区下谷1-11-15に移転。2009年新社屋完成を目標とし、教科面での充実を目指す。
2008年 長野県青木村に野外学習センターが完成。
学び浸る体験合宿や課外ワークショップを開催。
2009年 新校舎(台東区東上野3-9-5)が完成し、移転。少人数制クラス指導を展開。
メンタル部門と学習塾部門の2部門に分け、事業を拡大。
セカンドホーム(学童)が始まり、幼少期からの心身の成長・発達支援を開始。

創立者著書の紹介

苅草学院創立者 苅草 国光の著書です。
ご購入をご希望の方は勁草学舎までお問い合わせください。

断章 ~次代へのメッセージ~|創立者著書の紹介|創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
断章 ~次代へのメッセージ~
〈価格〉1,500
振り返ってみると、私は人生で、いろいろな意味でかなり「劣等感」を植えつけられた。だが、劣等感を持ちそれを個性としたからこそ、六七年間なんとか無事に生きてくることができたのだと思う。そして、こんな感じで今でも生きていっていることは、間違いないのである。(「まえがき」より)
人生はプラクティス - 明日をよりよく生きるために|創立者著書の紹介|創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
人生はプラクティス
- 明日をよりよく生きるために
〈価格〉1,200
『人生はプラクティス - 明日をよりよく生きるために』という書名は、よりよい人生のためには、プラクティス、つまり実践あるのみ、という意味でつけました。私たち凡人は、行動を起こすことによってしか、変化し、成長していくことができません。よりよく生きるために行動を起こそう、そして、人間らしい感動のある人生を生きていこう、との思いをこめました。(「まえがき」より)
「夢」に生きる - 私塾教育こそ、我が人生|創立者著書の紹介|創立者の想い|親と子の「生きる力」を育み「真の自立」を目指す学び舎(台東区の学習塾)|勁草学舎
「夢」に生きる
- 私塾教育こそ、我が人生
〈価格〉2,500
学習塾を始めてからの自分史を、恥を省みず出版してみたところ、なんともまとまりのない本になってしまい、機会があったらやり直したいと思っていました。今回、前著『行く川の流れ』を改訂するチャンスを得、再び自分の浅学をご披露することになりました。
『青い鳥』という童話の作者メーテルリンクは、『空間の一生』という短編の中でこのようなことを述べています。
『人間の一生は、一巻の書物のようなものだ。私たちは毎日、その書物の一ページを書いている。ある人は喜びの笑いで、ある人は悲しみの涙で書いている。とにかく人間は誰でも、何かしら、毎日一ページずつ書いている。そして、その書物の奥付が、つまり墓石である。』
人生が一巻の書物のようなものであると考えることは、それはそれでいいのですが、人生には〝改訂版〟がありませんが書物にはあるということです。それで、できる限り残像が消えないうちに、正しかろうと間違っていようと、書き直せるものは書き直し、加筆するものはそのようにし、思い切って削りました。(後記より抜粋)