去る2010年4月18日(日)に、全学年を対象とする2010年度第1回保護者会を開催いたしました。
お忙しい中、皆様にご出席いただきましてありがとうございました。
▼学習指導要領の改訂と内容
「脱ゆとり教育」を全面に打ち出した新学習指導要領のもと、
新たな教育がいよいよ以下の年度より各学校で始まります。
2011年度~ 小学校学習指導要領改訂
2012年度~ 中学校学習指導要領改訂
2013年度~ 高校学習指導要領改訂
授業量・内容ともに充実した指導要領ですが、「ゆとり教育」に慣れた子どもたちにとっては大きな負担となります。
▼例えば国語では・・
◎小1の教科書であっても、未習漢字をひらがなで表記するのではなく、
ルビがふられ、早期から多くの漢字に繰り返し触れることができる。
◎ある出来事を同様に取り上げている各社の新聞記事を見比べ、
共通点や違いを話し合うなど、言葉を用いた様々な活動を行い、言葉に親しむことができる。
◎これまで中学校で学習されていた『竹取物語』『平家物語』などの
日本の伝統文化が小学校で取り上げられ、伝統文化の尊重が重視されている。
など、各科の学習を支える国語力も様々な面で充実したものになります。
▼子どもたちへの対応
「ゆとり教育」に慣れ親しんだ子どもたちにとって、新学習指導要領の学習内容を消化することは大変な負担です。
ですから勁草学舎では、カリキュラムに新指導要領内容を盛り込むとともに、
消化不良に陥らせぬよう繰り返し練習の徹底、付加問題集消化、
土曜自習での無料質問対応、勉強合宿・季節講習会での集中的な学習を行います。
また、定期的に月例テスト等での細かい到達度チェックを行っていきます。
学童期・思春期の子どもたちの脳は、動かせば動かすほどよく働くようになります。
学習量の増加は確かに負担ですが、徐々に負荷をかけていくことで、
それらを理解し、しっかりと記憶の中に刻み込む基礎体力(学力)を身につけさせます。