いきなり何の因果関係もなさそうな2つの言葉ですが、
実はこれ映画監督の北野武氏のとあるインタビューでの言葉なんです。
「“映画の因数分解” ができれば余分な説明はいらない」
とのこと。
限られた時間の中で多くのことを伝えようとすると、どうしても工夫が必要になります。
1つのシーンの中に多くの情報を盛り込むとき、人物と行動を文字に置き換えて数式で表し、因数分解をして簡略化するそうです。
そうすることで表現に余白ができ、見る人にも想像する余白ができて楽しめるとのこと。
それはあくまでも表現方法の1つなのでしょうが、そういう選択肢があるということ自体が面白いなと感じたことを覚えています。
新しいことを学ぶということは知識を1つ得るということだけに留まらず、大げさに言ってしまえば世界が広がる可能性を手にするということなんだと思います。
小学生のある時期までは算数が好き、あるいは得意だった生徒が、高学年になるにしたがって苦手、あるいは嫌いになってしまうケースがよく見られます。
そしてそれは中学・高校になるとさらに顕著になってしまっているようにも感じます。
目の前にの問題ばかりに目がいってしまうとそうなるのかもしれません。
一旦そこから離れて、「勉強」とは思わず「何か面白そうなもの」として数学と触れてもらえたらと常々考えています。
その一助になるかはわかりませんが、そのような願いを込めて1冊の本を紹介したいと思います。
です。
ぜひ、手に取ってみてください!