英語嫌いが増えて自信を無くすなど二極化していく暗い未来

間もなく次年度が始まります。
2021年度に改訂された中学校の指導要領が2025年度に小改訂が入ります。小改訂だけに大きなものではありません。
しかし、前回の改定のときに英語担当としては大変なことが起きるだろうと予想していました。
この改定ではきっと取り残される生徒がたくさん出るだろうと。
私は改訂には反対でした。結果が予想できていたからです。
そして、以下の記事を読ませていただいたところ、残念ながら予想通りでした。
詳細は以下のリンクからご覧ください。

「小学校段階で「英語格差」、「英語嫌い」が増え教員も指導困難に陥った根本原因英語教育学の専門家が戦慄した調査結果の数々」のリンクです。
https://toyokeizai.net/articles/-/854760

以下は記事からの転用です。
学習指導要領は「授業は英語で行うことを基本とする」と教師の使用言語まで定めた。
想像してほしい。ギリシャ語入門の授業を「ギリシャ語でやります」と言われたら、あなたはどんな気持ちになるだろうか。
英語で授業をすれば英語の学習効率が上がるという科学的な根拠はない。逆に、近年の応用言語学では母語(日本語)の適切な使用が学習効率を高めるという知見が主流だ。
思いつき・思い込みの方針はやめるべきだ。

本当にその通りだと思います。
適切に物事を進めないと、必ずとりこぼされる人間が出て来ます。
もちろん、優秀な人材も生み出さなければいけないことも事実です。
しかし、制度によって取りこぼされた人々に対する責任を取らなくてもよいのでしょうか。
勁草学舎では、英語が苦手・嫌いな生徒たちが少しでも好きになってくれるよう、授業を工夫しています。
あるいは、嫌いでもよいから成績だけでも上げられるようサポートしています。
一人でも取りこぼされることがないようにするためです。

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