各段階での受験がいよいよ本格化します。
こうした人生における試験・テストなどの大きな関門を超えて次のステージに行くことは、
その後の人生においても非常に大きな意味をもつので、
綿密に準備をして体調などを保ちながら全力で当たって欲しいと願ってやみません。
さて、勁草学舎における今年の中学3年生は、ここ数年における状況とは違った様相を示しております。
今回は、そのあたりのことを書きたいと思います。
勁草学舎の校是は、「自立」です。
この自立に向かっていくために必要なものとして、学習をとらえています。
学習の仕方と言っても、昨今のようにPCやタブレットなどの使用が一般化しただけではなく、AIまでも進化して教育現場のツールとなっている現状においては、多種多様になっています。
しかし、塾として学力を上げるための王道があると思っています。それは塾での「自習」です。
学習のためのツールが増えたとしても、タブレットなどがYouTubeやゲームのツールになってしまえば、この魅力に打ち勝ち勉強に向かえる若者は決して多くありません。
勉強している最中に眠気が発すれば、隣にベッドを目にしたときにはそれに吸い寄せられます。大人だって同じはずです。
だから、自宅での自習が成功する確率はかなり低いのです。
生徒に家で勉強しているかと尋ねると、多くの生徒は「やっている」と答えます。
しかし、詳細に聞いてみると、たったの10分だったり、YouTubeを見ながら片手間に勉強をしていることがほとんどです。
これで集中して実りのある学習ができるはずはないのです。
もちろん、きちんと自習できる生徒がいることも知っています。しかし、圧倒的に少数派です。
勁草学舎ではこうしたことは当然だと思っているので、設立当初から生徒たちには勁草で自習することを勧めており、
それに従って自習をする生徒が多数でした。特に中3生などの受験生は。ただし数年前までは。
ここ5~6年は、勁草で自習する生徒はどんどん少なくなってしまいました。
指導しなかったわけではありません。以前よりも熱く声かけしたり、命じていたくらいです。
保護者にも送り出していただくようにお願いしました。
しかし、どの方法も功を奏さず時間ばかりが過ぎていきました。
そのためか、心なしか生徒の成績向上の幅も少なくなってしまったように感じます。
しかし、今年の中3生は違いました。
それも、勁草で自習する生徒としない生徒で大きく2分されたのです。
そしてその結果、驚くべき結果となったのです。
勁草で自習を多くする生徒ほど、顕著なまでに成績が上がったのです!
逆に自習に来ない生徒の上がり幅は、横ばいか若干上がったくらいでした。
これほど明らかな差になるとは想像していませんでした。
勁草に自習に来るということはどういうことかと言うと、スマホやTV、タブレット・PCなどと触れあう時間が無くなります。
勉強する環境になるということです。
その環境に自ら飛び込む「覚悟」をしているということでもあります。
受験という儀式を自己責任としてとらえているのです。
よく生徒たちには、「受験を自分事としてとらえろ」と言うのですが、そういう心境になったのです。
こうなると、勉強の量・質が格段に違います。
受験勉強という儀式が、人を成長させ自立に向かわせるのです。
勁草に来て自習をするという行動にはこうした背景と意義があります。
しかし、これには我々教師が関与するだけでは絶対になしえません。
ご家庭の、特に保護者のご協力無くしてあり得ないのです。
なぜなら、生徒を送りしていただかないといけないからです。
先述の勁草に自習に来て成績が上がった生徒たちは、ほぼ全員ご家庭による何某かの支援や指導があったはずです。
送り出すためには、彼らの身の回りの世話や飲食、あるいはコンビニなどでの軽食にかかった金銭的なご負担もあります。
本当にありがたいことです。
でも、そのおかげで成績は間違いなく上がりました!
これからまだ大一番が残っています。
そこに向けて、まだまだ一皮も二皮もむけるでしょう。
そして成長してくれるでしょう!
今から彼らの未来を想像すると、これからの新たな日本を創造できるような気がしてなりません。
だから皆さん、勁草で自習しましょう!
