「働く」こととは?

最近、あるメディアの記事を読みました。

東洋経済オンライン

「水道管は破裂、崩れた道路は放置…Z世代「年収500万円でもブルーカラーは嫌」が暗示する日本のインフラ崩壊のシナリオ」

https://toyokeizai.net/articles/-/941473?display=b

私は上記記事を読み、若い世代の仕事観について深く考えさせられる機会がありました。その記事から見えてきたのは、今の若者たちが働くうえで「収入の向上」や「自己の成長」よりも、「今のありのままの自分が認められること(承認)」を第一義としているという実態です。自ら厳しい環境に飛び込んで自分を変えようとしたり、成長を追い求めたりする意欲が希薄になっている傾向が指摘されていました。

私たちが社会に出た頃は、「働く」ということは労働の対価として生活の糧を得るだけでなく、仕事を通じて自己を成長させ、ひいては社会に貢献できる存在へと成熟していくための道のりであると捉えるのが一般的でした。しかし現在、こうした「成長」や「社会への貢献」という働くことの本来の意義や目標が、今の若い世代には十分に伝わりきれていないのではないかと感じています。

「成長よりも、現状の承認を求める」——彼らのこうした価値観は、一体どこから形成されてきたのでしょうか。時代背景やこれまでの教育環境、あるいは社会全体の情報環境の変化など、様々な要因が絡み合っているのだと思います。

しかし、私たち大人がこの価値観の変化の根源をしっかりと理解し、彼らと向き合っていかなければ、早晩、今の社会を維持し発展させていくための活力が失われてしまうのではないかと強い危機感を抱いております。社会は、一人ひとりが役割を担い、成長し合いながら貢献していくことで成り立っているからです。

次世代を担う子どもたちが、社会の中で力強く、そして生き生きと歩んでいくために、大人である私たちは家庭や教育の場で、何を伝え、どう関わっていくべきなのでしょうか。

保護者の皆様は、お子様たちのこうした価値観の傾向や、「働くことの意義」について、日頃どのように感じ、どのようにお考えでしょうか。

正解のない難しいテーマではありますが、家庭と社会が連携して子どもたちを導いていくためにも、我々教師だけなく保護者の方々も一緒に考えていきましょう。

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