
勁草学舎に、7年半にもわたり通ってくださった保護者様から、心温まるお手紙をいただきました。
そのお手紙には、私たちが教育において最も大切にしている
「人が人を育てる」という本質が、真っ直ぐに綴られていました。
親が子を育て、子が親を育てる、いただいたお手紙を通じて、その尊い姿をご紹介いたします。
【子が親を支え、親もまた子育てから学ぶ】
お手紙の中で、ご親族との悲しいお別れに際しての、次女Y子さんのご様子が綴られていました。
「つらい経験だったとは思いますが、私にやさしい言葉をかけてくれたり、自分から祖父母を拝んだり、
子どもなりにいろいろなことを感じているようです」。
深い悲しみの中で親を気遣い、優しく寄り添う子どもの姿。
そこには、親が一方的に子どもを育てるだけでなく、
子どもの思いやりが親の心を支え、子が親を育てている尊い姿を見ます。
また、姉妹の学習に対するご家庭での向き合い方について
「親としても勉強になりました」と振り返られており、
子育てを通じてご自身も学び、成長されるお姿に深く共感いたしました。
実は、このお手紙の掲載をご快諾いただいた際、
お母様から「親思う心に勝る親心なし」という言葉を添えていただきました。
子どもの思いやりに感謝しつつも、それ以上の深い愛で我が子を想う。
そんな親御様の切なる願いと、無償の愛が込められたお言葉だと感じております。
「人が人を育てる」という教育の本質は、まさにこの双方向の温かい想いの循環にあるのではないでしょうか。