生徒(受験生)との対峙

今日は12月20日(水)です。
来週から冬期講習も始まります。
この時期を迎えると、受験が間近になってきた!と実感します。
教師自身が受験をするわけではないのですが、受験に向けて期待と不安がないまぜになり、せつない時期でもあります。

そんな中、先ほどまで中3生の社会の授業を行っていました。
そこで、自学自習の話しになりました。
自習と言えば、勁草学舎では講習の前に、生徒に事前課題を進めてもらうことが慣例です。
ここまでの単元を復習し想起させておく必要があるからです。
未定着な生徒が多い単元を講習の授業で扱い、定着をはかるためです。
ところが、今年の中3生のこの課題の進捗がすこぶる遅いことだけではなく、十分に自学自習している様子もありません。
塾で自学自習する生徒も少ないので、確認できないのです。
家でできないなら、塾に出て来てやるようにとかねがね言い続けて来ました。
我慢できなくなり、今日の授業時にさすがに怒ったのです。
最近の高校受験生は、受験に向けて必死に向かう意識と姿勢ができるまで、多大な時間と労力がかかります。
この傾向はどんどん強くなっています。危機感しかありません。
授業中に怒っている自分にも腹が立ってくるし、やるせない気持ちになるので怒りたくないのですが、
さすがに今日は自分を止められませんでした。

生徒は変わってくれるのだろうかという不安と期待が入り混じった気持ちで授業を後にしました。
授業時間が終わり、生徒が帰る時間になりました。
中3生一人(社会の授業を受けていた生徒)が、私のところに寄って来ました。
「先生、英語と社会の冬期事前課題について質問があります。いいですか?」
めちゃくちゃ嬉しい瞬間でした!!!
このように、全身全霊でぶつかれば、生徒は何かしらを返してくれます。
とてもとてもよい仕事です。

勁草学舎は生徒に自立を促す塾です。上記のように生徒と対峙をするのが我々教師の仕事です。
今日は気分よく帰れます。お疲れ様でした!

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