進学の春、「ちょっと塾休もうかな」という悪魔の囁きについて


保護者の皆様、いつもお世話になっております。勁草学舎です。
小6、中3の保護者の皆様におかれましては、お子様の進学という大きな節目を目前に控え、新生活への期待や準備でお忙しい日々をお過ごしのことと存じます。
さて、この「進学」という絶好のタイミングで、毎年全国のご家庭で必ずと言っていいほど発生する「ある現象」について、本日はお話しさせてください。
それは、「とりあえず進学するし、一旦塾はお休みしようかな現象」です。

1. 「塾、続けたい!」と言う子は天然記念物です
そもそも、子どもという生き物は、本能レベルで「隙あらば勉強をサボりたい」とプログラミングされています。 進学のタイミングで「中学生(高校生)になっても、僕、勁草学舎でバリバリ勉強を続けたい!」などと目を輝かせて言い出す子どもがいたら、それはもう希少価値です。そんなことを言い出す子どもは、ほぼほぼいません。
大半の子どもたちは「環境も変わるし〜」「部活も忙しくなるらしいしぃ〜」という、もっともらしい理由を盾に、堂々と勉強からのフェードアウトを狙ってきます。子どもは絶対に自分から「続けたい」とは言いません。それが通常運転です。

2. 令和の「物わかりが良すぎる」保護者たち
ここで、ずるずる後退していく子どもたちの「最後の砦」となるべきは、酸いも甘いも噛み分けた大人の皆様、そう、保護者の皆様です。
しかし最近、「やりたくないところを無理やりやらせてもなぁ…」「本人が本当に困ってから再スタートすればいいかぁ」と、やたらと物わかりのよい、達観した仙人のような保護者の方が増えているように感じます。
もしかして、昨今の「なんでもかんでもハラスメント」と言われる社会の風潮が影響しているのでしょうか?「勉強しろ!と押さえつけるのも、スタハラ(スタディ・ハラスメント)になるのでは…?」と怯えていらっしゃいませんか?

3. 一度止まったエンジンの再起動は「地獄」です
ここで、教育の現場の人間として声を大にしてお伝えしたい残酷な真実があります。 「一度失った勉強習慣を取り戻すのは、皆様が想像する100倍しんどい」ということです。
数ヶ月間勉強から離れ、完全に「お休みモード」に染まりきった脳みそを、再び「勉強モード」に再起動させるのは、真冬にサビついたトラクターのエンジンを素手で回すようなもの。とてつもないエネルギーと苦労、そして親子の衝突(と涙)が伴います。「本人が困ってから」では、失った時間を取り戻すための代償があまりにも大きすぎるのです。

4. 親は「最大の味方」であり「最強のラスボス」であれ!
保護者の皆様の最大の責任、それは「この理不尽で厳しい社会で、我が子が自力で生き抜いていける力をつけること」ではないでしょうか。社会の厳しさを教えるのも親の役目です。
だからこそ、時にはお子様の前に立ちはだかる「理不尽な壁」、あるいは「最強のラスボス」になっていただきたいのです。
「行きたくない」と渋ろうが、「つべこべ言わずに勁草学舎に行きなさい!」と背中を蹴飛ばして(心の中で、ですよ!)連れてきてください。お子様に一時的に憎まれても、恐れられても構いません。親とはそういう損な役回りです(大人になってから「あの時、無理にでも通わせてくれてありがとう」と言われる日が必ず来ます!)。

というわけで、結論です。 進学しても、勁草学舎は絶対に辞めないでください!(笑)
これが私たちの本音中の本音です。 子どもたちが確実に成長できるこの場に、引き続き彼らを引っ張ってきてください。私たちが責任をもって、時に厳しく、時に楽しく、しっかりと鍛え上げます。
少しお小言のような、暑苦しいメッセージになってしまったかもしれません。しかし、すべては子どもたちの輝かしい未来を願っているからです。
さらに、今の教育システムは今までのそれとは全く異なった様相を呈しています。学校に入ってすぐから卒業することや次の進学について準備をして動いていかなければいけないのです。こうした背景を知っていて、なおかつ昨年長女を大学に入学させた親として、事実をお伝えせずにはいられないのです。
後で困るのは、本人でありそれを支える保護者の方々です。そのくらい今の大学進学は、本当に大変です。
ここは一つ、私を信じていただき、進学後も引き続き勁草学舎をよろしくお願い申し上げます!

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